リニアモータシリーズに関するFAQ

FAQページではお客様よりTHKカスタマーサポートへご質問いただいた内容から、よくご質問いただく事項を抽出して掲載させていただいております。

リニアモータシリーズに関するお問い合せ

Q1 GLM:PLC側でリニアモータの位置を把握したいのですが可能ですか。
Q2 GLM:ドライバTDP形と接続できるコントローラには何がありますか。
Q3 GLM:ドライバTDP形で速度制御は可能ですか?
Q4 GLM:ドライバTDPはアブソリュートエンコーダに対応していますか。
Q5 GLM:回生抵抗はどのような時に必要ですか。
Q6 GLM:磁極センサとは何ですか。オプションで追加するメリットを教えてください。
Q7 GLM:GLMの使用温度範囲は何度ですか?
Q8 GLM:カタログ記載以外のベース長さにすることはできますか。
Q9 GLM:GLM20APのドライバTDPは単相AC200Vで駆動できますか。
Q10 GLM:動力ケーブル、エンコーダケーブルは耐屈曲性がありますか。
Q11 GLM:原点位置を変更することは可能ですか。
Q12 CLM:壁掛け仕様で設置できますか。
Q13 CLM:直線誤差補正とはどのような補正ですか。
Q14 CLM:原点位置を変更することは可能ですか。
Q15 KLM:原点位置を変更することは可能ですか。
Q16 CCM:CPSとは何ですか。
Q17 CCM:FLモードとは何ですか。
押し付け制御について教えてほしい。
Q18 CCM:CCM単体で使用可能ですか。
Q19 CCM:原点復帰はどのようにすればよいですか
Q20 CCM:オートチューニング機能はありますか。
Q21 CCR:回転軸の原点はどこになりますか。
Q22 CCR:回転モータはステッピングモータですか。
Q23 CCR:回転軸でトルク制御はできますか。
Q24 形番選定のソフトはありますか
Q25 GLM:GLMに使用しているの標準グリースは何ですか。
Q26 GLM:Z相とA相・B相は同期していますか?
Q27 GLM:Z相はストローク中のどの位置で出力されるのですか?
Q28 水平姿勢以外の取付け姿勢(壁掛け、逆さ、垂直)で使用する場合の注意点を教えてください。
Q1 GLM:PLC側でリニアモータの位置を把握したいのですが可能ですか。
A1.
ドライバTDP形のコネクタCN7(ピンNo43~48)からリニアエンコーダ信号を出力しております(ラインドライバ出力)のでこちらをPLC側でカウント頂ければ把握することが可能です。
Q2 GLM:ドライバTDP形と接続できるコントローラには何がありますか。
A2.
指令パルスがラインドライバ出力のコントローラであれば接続可能です。
Q3 GLM:ドライバTDP形で速度制御は可能ですか?
A3.
アナログ電圧指令による速度制御はできません。
ドライバTDP形はパルス指令(ラインドライバ)による位置制御のみ対応しております。
Q4 GLM:ドライバTDPはアブソリュートエンコーダに対応していますか。
A4.
ドライバTDP形はアブソリュートエンコーダに対応しておりません。
アブソエンコーダご要望の場合はTHKまでお問い合わせ下さい。
Q5 GLM:回生抵抗はどのような時に必要ですか。
A5.
回生抵抗はモータ減速時に発生する回生エネルギを熱として消費するために使用します。
回生エネルギはドライバ内部の平滑コンデンサで吸収できますが、搭載重量、動作条件によって、それ以上の大きな回生エネルギが発生する場合は外付け回生抵抗が必要です。
弊社ホームページのアクチュエータサイトにあります「LMガイド部寿命およびモータ容量計算」で外付け回生抵抗の必要有無が計算可能です。
回生抵抗を使用される際はドライバTDP形のコネクタCN4に接続します。コネクタはお客様でご準備いただく必要がありますのでご注意願います。(形番:231-302/026-000/ワゴジャパン(株))。
Q6 GLM:磁極センサとは何ですか。オプションで追加するメリットを教えてください。
A6.
磁極センサは、コイルのUVW相に適応した3つのホールセンサを内蔵しているセンサです。
磁極センサを使用して磁極検知する場合、スライダを動作させずに磁極を検知することが可能になります。
スライダが拘束されている、外力が加わっている、搭載物の重心位置が推力位置から離れている場合には、磁極センサを使用することを推奨致します。(このような負荷条件下で自動磁極検知機能を使用してサーボオンすると、スライダが数秒間、左右に搖動する必要があるため磁極検知に失敗する可能性があります)
Q7 GLM:GLMの使用温度範囲は何度ですか?
A7.
使用可能温度は0~40℃です。
Q8 GLM:カタログ記載以外のベース長さにすることはできますか。
A8.
カタログ記載以外の長さも可能です。詳細はTHKまでお問い合わせ下さい。
Q9 GLM:GLM20APのドライバTDPは単相AC200Vで駆動できますか。
A9.
駆動可能です。
ただし、Lモータは3相AC200Vのみとなります。
Q10 GLM:動力ケーブル、エンコーダケーブルは耐屈曲性がありますか。
A10.
動力ケーブル、エンコーダケーブルは耐屈曲性のケーブルを使用しております。
Q11 GLM:原点位置を変更することは可能ですか。
A11.
レニショー製リニアエンコーダの場合、リファレンスマーク位置を変更することで原点位置は変更可能です。ただし、リファレンスマークは接着のため、新しく購入して頂き、再度設置が必要になります。一度設置したリファレンスマークの再利用は保証致しかねます。
マグネスケール製リニアエンコーダの場合、マグネスイッチ(検出器)はTスロットに設置しておりますので、位置をずらすことで原点位置の変更が可能です。
ハイデンハイン製リニアエンコーダ(LIDA277)の場合、100mmごとに原点信号が出力されます。実際に使用する原点位置は近接センサ等の外部センサでご選択ください。
Q12 CLM:壁掛け仕様で設置できますか。
A12.
設置可能ですが、リニアスケール取り付け面が天井側になるよう設置願います。
また、水平設置以外で設置される場合は定格推力が減少しますのでご注意下さい。
詳細はカタログをご確認願います。
Q13 CLM:直線誤差補正とはどのような補正ですか。
A13.
CLMの位置決め精度はある程度のリニアリティ(ストロークが長くなるほど誤差が大きくなる)がありますので、その傾き分をコントローラ側指令値で補正することをいいます。
Q14 CLM:原点位置を変更することは可能ですか。
A14.
CLMの原点は100ピッチに存在します。その中でどの位置を原点とするかはS極マグネットを設置し決定します。
原点位置をご指示いただければ、それに近い100mmピッチの原点にS極マグネットを設置し出荷することは可能です。
Q15 KLM:原点位置を変更することは可能ですか。
A15.
ハイデンハイン製リニアエンコーダ(LIDA477)の場合、50mmごとに原点信号が出力されます。実際に使用する原点位置は近接センサ等の外部センサでご選択ください。
Q16 CCM:CPSとは何ですか。
A16.
駆動用マグネットをリニアスケール代わりに使用した位置検出システム(センサ)です。
Q17 CCM:FLモードとは何ですか。
押し付け制御について教えてほしい。
A17.
一定の推力で押す制御です。
一般的なアナログ電圧指令による推力制御ではなく、基本的には位置制御で任意の位置から推力制限をかけることで押付をします。
Q18 CCM:CCM単体で使用可能ですか。
A18.
CCM単体では負荷を受けることができません。直動案内の設置をお願いいたします。
弊社では直動案内としてボールスプラインを取り付けたユニットで納入することも可能です。詳細はお問い合わせください。
Q19 CCM:原点復帰はどのようにすればよいですか
A19.
ドライバMDは原点復帰機能を搭載しております。ストローク端に押し付け後反転し1つめのZ相を検知し原点復帰完了とします。
Q20 CCM:オートチューニング機能はありますか。
A20.
現状対応しておりません。
マニュアルで調整願います。
Q21 CCR:回転軸の原点はどこになりますか。
A21.
原点信号は1回転で8箇所出力されます。
どの原点を使用するかは外付けの近接センサ等で決定します。
Q22 CCR:回転モータはステッピングモータですか。
A22.
中空のACサーボモータです。
Q23 CCR:回転軸でトルク制御はできますか。
A23.
トルク制御はできません。パルス列による位置制御のみとなります。
Q24 形番選定のソフトはありますか
A24.
THK電動アクチュエータサイトの「Smart Select」、「寿命計算プログラム」をご利用ください。
Q25 GLM:GLMに使用しているの標準グリースは何ですか。
A25.
AFJグリースです。
Q26 GLM:Z相とA相・B相は同期していますか?
A26.
光学式リニアエンコーダ(RENISHAW(株)製)の場合、A相とB相が共にHレベルの間、Z相が1/4周期出力されます。
光学式リニアエンコーダ(ハイデンハイン(株)製)の場合、A相とB相が共にHレベルの間、Z相が1/4周期出力されます。
磁気式リニアエンコーダ((株)マグネスケール製)の場合、1/4周期出力する「1/4Zモード」と1周期出力する「Zモード」が選択できます。
「1/4Zモード」の場合、A相とB相が共にHレベルの間、Z相が1/4周期出力されます。
「Zモード」の場合、A相の立ち上がりに同調したZ相が1周期分出力されます。
Q27 GLM:Z相はストローク中のどの位置で出力されるのですか?
A27.
光学式エンコーダ(RENISHAW(株)製)の場合、ストローク中に1箇所あるリファレンスマークをエンコーダヘッドが通過したときにZ相が出力されます。リファレンスマークは、リニアスケールが貼り付けてある側の上部ストローク端部に貼り付けてあります。
光学式リニアエンコーダ(ハイデンハイン(株)製)の場合、100mmごとにZ相信号が出力されます。実際に使用する原点位置は近接センサ等の外部センサでご選択ください。
磁気式リニアエンコーダヘッド((株)マグネスケール製)の場合、マグネスイッチ検出体をスライダが通過したときにZ相が出力されます。
マグネスイッチ検出体は、ストローク方向に位置を変更することが可能です。
Q28 水平姿勢以外の取付け姿勢(壁掛け、逆さ、垂直)で使用する場合の注意点を教えてください。
A28.
壁掛け、逆さ姿勢での使用は可能です。
但し、CLMの壁掛け姿勢については必ずリニアエンコーダが上にくるように取り付けてください。
垂直で使用する場合は、サーボOFFの状態にて落下を防ぐ機械的摩擦力がほとんど無い為、お客様にてブレーキ、バランサー(カウンタウェイト、エアシリンダ等)などの落下防止装置を選定・準備して頂く必要があります。
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